志木市中宗岡の内科 循環器内科 糖尿病内科 健康診断 宗岡みらい内科ハートクリニック|朝霞市 新座市

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糖尿病神経障害とはどんな病気?

神経障害は糖尿病三大合併症のなかで最も早い段階で現れます。

糖尿病を発症して5年くらいで神経障害が起こってきます。

末梢神経について

脳や脊髄から体の隅々にまで張りめぐらされた末梢(まっしょう)神経は、感覚神経、運動神経、自律神経に大別されます。

脳は、電気信号で運動神経や自律神経に指令を出します。

感覚神経は集めた感覚の情報を電気信号で脳に送ります。

それぞれの神経の役割は、

  • 感覚神経:目や皮膚などを使って、見たり、触れたりして感覚の情報を集める
  • 運動神経:手や足など体の必要な部位に伝達して動かす
  • 自律神経:内臓や血管の活動、呼吸などをコントロールする

となります。

高血糖状態が続くと、神経細胞に異常な糖分がたまることで、これら3つの神経の電気信号の回路に乱れをきたし、様々な症状を引き起こします。

糖尿病神経障害の初期症状は?

全身の神経の中でも足先・足裏から感覚・運動神経障害が起こりやすいです。

具体的には以下のような症状があらわれます。

  • 1. 足の先のしびれているような感覚
  • 2. 足が冷える
  • 3. 手足の感覚がにぶい
  • 4. 足がつりやすい

神経は、末端の方ほど栄養や血液が行きにくくなるので、足の先や手などに神経障害が起こります。

しびれや痛みなどの感覚の神経障害は、上のような症状で気付きます。

これらは比較的初期に現れますが、この段階で適切に治療することが大切となります。

筋肉の力が弱くなる運動神経障害

運動の神経障害は、筋肉の力が弱くなるという症状で現れます。

進行すると筋肉がおとろえて、筋肉量が少なくなります。

また、 脳神経の一部が障害されると、顔面神経マヒや物が二重に見えたりします。

自律神経障害

自律神経は、血圧、心拍、体温の調節したり、食後に胃腸の働きを活発にするなど、からだを常にベストな状態に保つ神経です。

この自律神経も障害されますが初期は症状に気付きにくいです。

具体的には以下のような症状があらわれます。

  • 1. 便秘や下痢を繰り返す
  • 2. 立ちくらみ
  • 3. 尿意を感じにくい。排尿に時間がかかる
  • 4. 性機能障害(ED)
  • 5. 胃もたれ

危険な症状

とても危ない症状として、2つあります。

1. 無自覚性低血糖

低血糖になっても、冷や汗やめまいなどの低血糖の症状が現れず、いきなり意識を失います。

2. 無痛性心筋梗塞

心筋梗塞になっても、強い胸の痛みを感じることができず、発見が遅れて重症になってしまい、手当が遅れて命の危険にさらされる可能性があります。

さらに神経障害が進行すると...

感覚の神経障害がさらに進むと、しびれや痛みがマヒして感じなくなり、さらにひどい場合は足に潰瘍や壊疽(腐る)ができたりして、足を切断しないといけないこともあります。

定期的なチェックを行いましょう

糖尿病性神経障害は、なかなか気づきにくい症状です。

定期的に神経障害のチェックを行いましょう。

簡単な検査でわかる糖尿病性神経障害

糖尿病性神経障害の診断は、痛くない簡単な検査でわかります。

症状の問診だけで診断できる場合もありますが、自覚症状がない場合や他の病気と区別がつかないときには、感覚の検査を行います。

  • 1. 痛みの神経では先が少しとがったもので皮膚を触る
  • 2. 触った感覚の検査にはハケなどで皮膚を触る
  • 3. 振動の認知には音叉を当てる
  • 4. 打鍵器でアキレス腱反射を確認する
  • 5. 横になっているときと起き上がった時の血圧の変化を見る

などで、感覚神経、運動神経、自律神経の障害を調べます。

定期的に感覚のチェックを行いましょう

三大合併症のうち、最も早く症状が現れます。

特に足の障害が両方同時に起こるので、定期的に感覚をチェックしましょう。

糖尿病性神経障害の治療とは?

治療の基本は食事・運動などで血糖値を良い状態に保つことが重要です。

さらに飲酒は病状を悪化させるので、禁酒が必要です。

痛みを伴う場合は痛み止め薬や、神経障害性疼痛に使用されるお薬を使用します。

神経細胞に異常な糖分がたまらないようにするお薬もあり、神経障害が軽度で発症して3年以内の症例には有効と言われています。

日常生活では普段のフットケアが大切

足の神経障害の悪化を予防するためには、日常生活の中でケガややけどに注意し、感染症を防ぐフットケアを行うことを心がけましょう。

低温やけどに注意

足の神経障害があると手足が冷えやすいですが、熱さに鈍感にもなります。

したがって、低温やけどを防ぐために、こたつや湯たんぽで低温やけどに注意が必要です。

足にサイズに合った靴をはきましょう

足に合った靴をはきましょう。

自分の足のサイズに合わないと、キツくて靴で指先を痛めたり、大きすぎて小石などの異物が靴に入って足を傷つけて、潰瘍など悪化する場合があります。

足を清潔に保ちましょう

普段から足の裏、指の間を丁寧に洗い、洗った後は水分をよくふきとります。

皮膚が乾燥しやすい人は保湿剤を塗りましょう。

汚れた部位の細菌が傷口から侵入して感染を起こすこともあります。

日々のチェックを忘れずに

糖尿病神経障害で足が壊死してしまうと、最悪切断となります。

毎日、足に傷がないか?色が変わってないか?をチェックしましょう。

最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました。

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